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2015.08.27
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写真を撮るとき、皆さんはどんなポーズをしていますか? 「ピース」ひとつとっても、ダブルピース、裏ピースなど、時代や流行が表れますよね。両親の若かりし頃の写真を見ると、「タレントか!」と突っ込みたくなるような気取ったポーズがずらり…。あまり見かけなくなったけど、あえて今してみたら新鮮かも!? ということで、昭和なポーズの流行を振り返るとともに、実際に撮影してみました!(平成25年6月某日)
団塊世代のお父さんたちがイケイケだった頃、日常的に親しまれていた(であろう)ポーズ。なぜ木に寄りかかろうと思ったのかが気にかかるところですが、このスカし感は昭和ポーズの真骨頂とも言えます。片手で寄りかかり、片手は腰に当て、足をクロスすれば、まるで往年のスターのよう。
撮影のポイント…「これでもか!」というぐらいのキメ顔を意識したほうが、よりシュールな仕上がりに。「車に寄りかかる」にも応用可。
昭和に流行したフォークデュオや、アイドルのレコードジャケットなどで使われていた(であろう)木のうしろからひょこっと顔を出すポーズ。「おしゃれ」ならぬ「おちゃめ」な感じが昭和を感じさせます。ひとりでブロマイド風に撮るもよし、複数人で動きを付けるもよし。公園や山登りなどでぜひお試しを。
撮影のポイント…2人以上で撮るときは、顔の位置に変化をつけると○。顔の横で「パー」を作るとより昭和感がアップ。もちろん笑顔も忘れずに。
このポーズの代名詞といえば「W浅野」。浅野温子と浅野ゆう子のW浅野コンビが主演を務め、話題を集めたドラマ「抱きしめたい!」(昭和63年放送)でたびたび登場したこのポーズ。女性同士でポーズを組めば、トレンディドラマのヒロイン気分を味わえることでしょう。女子2人組みの仲良し度をアピールしたいときにもおすすめです!
撮影のポイント…あえてカメラ目線を外すのもアリ。手を膝の下で組むとよりW浅野感が出ます。
言わずと知れた昭和の大スター・石原裕次郎を彷彿させる波止場での決めポーズ。日活映画の主演作品でこのポーズがたびたび登場したことから「波止場のポーズ」、「マドロスポーズ」と呼ばれ、港で撮影するときの定番ポーズとなっていたそう。片足を港にあるクイの上に乗せて、膝の上に肘を乗せ、夕日に黄昏るように目線を遠くへ向ければ、気分はすっかり裕次郎!
撮影のポイント…もう片方の手を腰に当てるorポケットに突っ込めば、かつての日活映画の雰囲気がより醸し出せるかも。
男同士の記念撮影でよく用いられていた(であろう)決めポーズ。ちなみにポーズと表情は、藤子不二雄A先生の『まんが道』(昭和45年~47年まで連載)からイメージを拝借。先輩や上司と一緒に撮影するときなど、仲の良い師弟関係をアピールしたいときにもおすすめです。
撮影のポイント…手前の男性(先輩)はドヤ顔、後ろの男性(後輩)はウィンクするなど、違う表情を意識するとそれぞれのキャラが引き立ちます。
昭和の雑誌や写真集で、公園やビーチの撮影で必ず1枚は撮影した(であろう)女性アイドルの定番ポーズ。頬杖をつくだけで、ぐっと女性の可愛らしさがアップします。後ろ足を立てたり、絡めたりすると「おてんば」感が出てより昭和な雰囲気に。
撮影のポイント…首を傾げたり、目線を斜め上に外すなど顔に表情をつけると同じ構図でバリエーションを楽しめます。
昭和の歌謡番組でよく目にしたこのポーズ。真ん中の人はアイドル気分で堂々と立ち、左右の人はバックダンサーのスクールメイツさながらにセンターを引き立てましょう。誕生日会や、会社の飲み会で社長や上司と写真を撮るときなど、主役にしたい人を真ん中に立たせ、「ジャーン!」の掛け声とともにポーズを決めましょう。
撮影のポイント…左右の人の手は、シャッターを押す瞬間は動きを止めましょう。ブレます。小道具にポンポンを用意しておくと、より完璧。
…いかがでしたでしょうか? いつも写真がワンパターンになる人は、「昭和ポーズ」を取り入れてみると新鮮かもしれません。SNSに投稿してみたら、思いがけず「いいね!」をもらえるかもしれませんよ!?
(冨手公嘉/verb)初出 2013/6/20
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