ヒトメボ

作家・恋愛カウンセラー

マーチン先生

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 みなさんはかつて交際していた恋人と「友達に戻りたい(なりたい)」と思ったことはありますか? 男女の友情が成立しないであろうと考える筆者としては、友達になることなんてできるの!? …という感じなのですが(汗)、もし仮にそうしたいとき、どんなことに注意しなければいけないのでしょう? 恋愛カウンセラーのマーチン先生にお話を伺いました。

 まずは先生、そもそも自分が友達に戻りたいと思っても、相手もそうでなければ成立しませんよね? そもそも相手が友達に戻れるタイプかどうか、見極めるにはどうしたらいいですか?

別れた後に「友達に戻れるか」と聞いてもダメ!

「これは、簡単です。『ねえ、○○さんは、別れた恋人と友達になれる派?』『以前付き合っていた人でまだ連絡とってる人いる? 』と単なる話題として聞いてみたらよいでしょう。『いきなりどうしたの? 』と言われたら、『会社のみんなでそういう話で盛り上がってね、○○さんはどうなんだろうと思って』と言えばOK。

また、こうしたことは別れた後に苦心して聞き出したところで、それが本当なのかは大して信憑性がありません。人間は言うこととすることが違うのです(苦笑)。ですので、別れてしまってからどうしても知りたいのなら、ストレートにメールなり電話なりをして下さい。それで返事がきたり電話を取ってもらえたなら、『可能性あり』ということです」(マーチン先生)

 なるほど。それは付き合うまでか、別れるまでに聞いておかないと意味がない情報なんですね。では、もし連絡を入れたのに返事も来ず電話も取ってもらえないとしたらもう友達には戻れない?

反応がないときは、期間をおいてから、あくまで普通に連絡が◎

「そういう場合は、諦めるのがマナーだと思います。それでも友達に戻りたいというのは、自分がフラれた側で『好きだけど諦めきれないから、せめて友達として』と、すがっている場合のみでしょう。それを考慮すると、友達として続けたいなどと明言せず、連絡するほうが◎。この場合、相手は自分からの連絡を嫌がっているので、別れて3ヶ月~半年程度経ってから『ちょっと相談に乗って欲しいことがある』と持ちかけたら良いと思います。他にも年賀メールやアドレス変更メールを送り、そこから連絡が復活することも多いです」(同)

 「早く連絡しないと二度と会えないかも」なんて焦ってしまいそうですが、適切な期間を設けることもときに重要なんですね。でも、そもそも元恋人と友達でいるメリットなんてあるのかなぁ…?

元恋人と友達付き合いをするメリット・デメリットとは?

「それは、『気心知れた異性の友達』ができることでしょうね(苦笑)。また、以前は裸で抱き合った人と繋がっていることで、『自分はひとりじゃない』という精神的な安心感が得られると思います。あとは、復縁の可能性が持てることですね。

ただ、もちろんデメリットもあります。それは『その別れを、人としての成長に活かせないこと』です。人生において別れは成長のキッカケになります。悲しいお話ですが、家族や友人との死別もこれに当てはまります。成長は別れを乗り越えることでなされますので、『別れない=成長に活かせない』となるのです」(同)

 また、先生いわく元恋人との関係性が原因で、新しい恋人を失う可能性もあるのだとか。例えば『二人で食事に行く、行かない』など、お互いの元恋人への接し方についてどこかにズレがある可能性が高いため、口論の原因となるそう。こうした事態を避けるために心得ておきたいこととは…?

大切なのは自分自身のルール

「自分が相手に何を求めているのかを決めて、それに沿うように行動することです。つまり、相手とのルールではなく、自分自身にルールを課すということ。例えば、困ったときに相談できる相手として考えるなら、『電話やメールだけで会わない』というのも良いルールだと思います。復縁を全く考慮していないなら、『複数人で会う』ことも大切。自分にそのつもりがなくても、相手がそのつもりのときはよくあることですからね」(同)

 元恋人というビミョーな関係を『友達』に変えるには、自分の意志がしっかりしていなければ難しそうですね…。男女の友情をちゃんと成立させるには、マナーやルールが必要不可欠です!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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