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2016.03.17
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2016.03.17
年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せなんて言うように、昔から年上のパートナーは男性にとってなにかと居心地がよく得難いものとされてきたようです。さて、最近だと年の差カップルは珍しくもありませんが、やはり、ときには年齢からくるギャップを感じることもあるようです。今回は「年上の彼女」がいるヒトメボ読者に、「ふと年の差を感じること」について聞いてみました。
「彼女の好きなアイドルや俳優が総じて年上なのを見ると、やっぱり年齢が違うんだと思う。彼女は『妻夫木くん』『岡田(准一)くん』とか言ってるけど、自分の同世代の女子たちに人気があったのは生田斗真や佐藤健、三浦春馬とかだった」(東京・26歳男性/彼女との年齢差・7歳)
自分たちにとって大人としか思えない人のことを「くん付け」で同世代扱いしているのを見ると、ちょっと遠い存在に感じてしまったりもするのでしょうか。
「どこに遊びに行くか、何を食べるかなど、何かにつけてリードされていると感じることが多い。向こうも意識的にそう振舞っているのかもしれないけど。あの感じ、嫌いじゃないです」(東京・22歳男性/彼女との年齢差・6歳)
「ザ・お姉さん」とでも形容できそうなテキパキ仕切っていくタイプの年上彼女さん。彼女もそうした関係性が心地いいのかもしれませんし、そうではなく、彼のことを育てているつもりなのかもしれません。
「実家の母が前々から自分に彼女がいないのか心配していた。ある時、彼女ができたと報告すると、『まさか年上じゃないでしょうね?』と母。『そうだ』と答えたら母絶句で、『9つ上だ』と教えたらさらにショックだと。さらに母の横で父もショックを受けているらしく、口にはしないけれど結婚を反対している様子。正直、両親のその感性が自分にはまったく理解できない」(大阪・26歳性/彼女との年齢差・9歳)
結婚を考えたとき改めて年齢差を意識するということもあるようですが、彼の場合、ご両親の反応によって思い起こさせられたのでした……。
「彼女が何かで落ち込んで、泣いたりして甘えてくるとき、『普段はお姉さん的だけど、肩肘張ってるところがあるんだな』と思えて、逆に年の差を実感する」(東京・27歳男性/彼女との年齢差・5歳)
甘えてくる彼女の、お姉さん的な部分とのギャップが、この彼氏さんはまんざらでもなさそうです。これは年上彼女を持つ男性にしか味わえない愉悦ですねえ。
「ケンカしたときの仲直りの方法が、これまで付き合ってきた同世代の女の子たちと比べると全然違う。同世代の女の子とケンカしたときは言い合いになったあと冷静になってお互い謝るか、もしくはこっちが謝り倒すかってパターンだったけど、年上彼女とのケンカは、こっちが甘えるか拗ねるかすると収まりがつきやすい」(神奈川・25歳男性/彼女との年齢差・7歳)
この年上彼女は「仕方ないわねえ」と甘やかしてくれるお母さんタイプですね。ケンカのときは年齢差を使ってしまったほうが早く収められて都合がよいようです。彼氏も、自分がちゃんと年下彼氏であることをわきまえて、その役割を存分に全うしています。
「彼女は9つ年上だけど、まずケンカにならない。こっちが何かに腹を立てたり、態度を悪くしても、ひたすら謝られる。そうやってすがりつかれるのが疎ましい気もするけど、彼女をそんなふうにさせてしまっている自分が嫌になったり」(神奈川・31歳男性/彼女との年齢差・9歳)
人生は長いですが、相手より年長であるほどこれが最後の恋愛という気持ちは強くなってきたりするのではないでしょうか。この彼の場合、自分の未熟さはもちろん、そんな思いを利用するような形になってしまっていることに罪悪感があるのかもしれません。
「何もかもお見通しな気がする。お釈迦様の手のひらの上の孫悟空とか、そんな感じ」(東京・22歳男性/彼女との年齢差・10歳)
こちらの彼はほとんど常に年齢差を感じているようですが、それだけ身近な存在になっているということ。彼女の経験から来る余裕がなせる業でしょうか。落ち着かないこともあるかもしれませんが、見守られている安心感で伸び伸びやれることのほうが多そうです。
年齢は気にせずに一人の女性として付き合っていることもあれば、年の差からくる関係性も含めて好きでいることもあると思います。年上彼女の母性や包容力、たまに見せる弱さが、年下彼氏にとってはたまらない魅力なのかもしれないですね。
(藤井弘美+プレスラボ)初出 2015/3/16
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