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2011.07.18
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2011.07.18
街に繰り出しては、しょっちゅう一目惚れをしている筆者。こんなに惚れっぽいのは自分だけ!? と思いきや、なんと日本人男性は世界的にも一目惚れをする人が多いのだそう。これは、恋愛小説で有名なハーレクインが調査したもので、1位中国、2位メキシコ、3位日本(同率でイタリア)という衝撃の結果が明らかに…! 日本人もイタリア人並みに惚れっぽいなんて、ちょっと驚きですよね。
しかし、メキシコやイタリアなどのラテン系に比べれば、比較的控えめで大人しい気質と思われる日本人にも一目惚れが多いのが不思議…。しかし、調査を進めると「一目惚れする男性にはマザコンが多い」と分析している研究者の声を発見! なぬっ!? ってことは、一目惚れ上位国はマザコン大国ってこと?
さらに調べてみると、たしかに中国には、男性は母親に似た恋人を選ぶという意味の「恋母情結」なんて言葉もあり、イタリアでは母親離れができない男性を示すマンモーネ(mammone)という言葉も存在するよう。メキシコでは、「マザコン」という言葉自体はないものの、とにかく母親を大切にする文化らしい。ちなみに日本はというと、マザコン男性の代名詞となった「冬彦さん」(ドラマ『ずっとあなたが好きだった』で佐野史郎が演じたマザコン男性の役名)のブームはもちろん、母親への愛を綴ったヒットソングや書籍も多数存在する。とはいえ、この分析には物申したい!! マザコンと一目惚れは、本当に関連しているの?
「これは、一目惚れの定義により変わると思います。一目惚れを、“相手の意思を無視した自分よがりの一時の思い込み”と捉えるとすれば、小さな子供が何でも欲しがるように、ちょっと気になる女性に片っ端からちょっかいをかけることになるでしょう。一目惚れを、単なる女性の表面的な魅力に惹かれた上での感情と定義すれば、見た目だけで相手を判断してしまう精神的な幼稚さを原因に挙げることもできますね。そういった要因がママの言う通りに従って育てられた、マザコン男性の自主性の低さからくるものと判断すれば、“マザコン男子一目惚れ論”は、ある程度正しいかもしれません」(恋愛カウンセラー・永瀬久嗣さん)
グサリ…。筆者の一目惚れの多さは自分の幼稚さゆえ…だったのか。「ただ…」え? 永瀬さん、ほかにも何かあるんですか!?
「ただ、それは一概には言えないところもあって…。日本人の男性が一目惚れしやすい傾向については、“類似性の要因”も関係しているかもしれません。これは、人は誰でも自分や自分が好意を抱いている人と共通点のある人を好きになる、という心理傾向を意味します。日本は、様々な人種や文化がひとつの国に多く存在する外国に比べれば、性格が似ている人が多い国。似たもの同士が多い日本社会の風土が、この結果の大きな理由のひとつではないでしょうか?」(同)
なるほど。日本の風土の特徴も、一目惚れ大国日本に貢献していた訳ですね。さらにこんなデータもあるのだとか。
「一目惚れをした人と結婚する確率は、実は50%を超え、一目惚れで結婚したカップルの離婚率はそうではないカップルと比較して、明らかに低いというデータもあります。そういった意味では一目惚れってある意味、“運命の出会い”と言えるかもしれませんね。なので一目惚れで“イイな”と思う感覚は“運命の出会いのチャンス”として大切にした方がいいと言えます」(同)
おお! これは日本人男性には朗報ですね。惚れっぽい理由はなんであれ、運命の人と一目惚れで結ばれるなんて、素敵すぎるじゃないですか。しかし、知れば知るほど“一目惚れ”は謎が尽きないものですね。今後もさらに、一目惚れにまつわる不思議を追求していきたいと思います!
(冨手公嘉/verb)
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