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2013.01.20
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2013.01.20
恋愛映画を観ていると、スイーツのように甘くてキザな台詞が登場することもよくありますよね。「こんなの映画だから成立するんだよ!」と突っ込みを入れたくなるようなものも多々ありますが、ときには「もし実生活で使って(言われて)みたら…」なんて妄想してしまうことありませんか? そこで今回、映画ライターの新谷里映さんにご協力いただき、恋愛シーンで言いたい・言われたい台詞を数ある恋愛映画の中からピックアップしていただきました!
決め台詞:
「試させて。本当に溶けるか確かめたいの」
「今はこの瞬間が楽しい」
『ビフォア・サンセット』(2004年公開)
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー他
「以前、『恋に効くシチュエーション別おすすめ映画6選!!』のコラムでも紹介した、1995年公開の『恋人までの距離』の続編作。物語は、9年ぶりにフランスのパリで再会した男女の、日が沈むまでの数時間の会話がドキュメンタリータッチで描かれているオシャレなもの。とっても甘いこの台詞は、2人の別れの時間が近くなったときに、女性が男性につぶやくように言いながらギュッと抱きつくシーンの台詞。これを言われてドキッとしない男性はいないのでは? 『本当に溶けるか確かめたいの』はあまりに甘すぎて口にできなくても、ちょっと言い回しを変えて、『ドキドキするか試してもいい?』と伝えて、彼にギュッと抱きついてみるのもオススメです。
また、男性におすすめなのが9年ぶりに再開して、人生の過去の出来事を語るシーンで登場する『今はこの瞬間が楽しい』という台詞。たとえば、同窓会で久しぶりに会って『素敵だな』って思った女性に対して、昔の想い出話をしたあとに使ってみるのもいいかもしれません。また、長年付き合っていて、今マンネリを感じているようなカップルでも会話のなかでさりげなく言ってくれたら、女性ならきっと嬉しさを感じてくれると思います」(新谷さん)
決め台詞:
「一日の最後におしゃべりをしたいのは、君なんだ」
『恋人たちの予感』(1989年公開)
監督:ロブ・ライナー
出演:ビリー・クリスタル、メグ・ライアン他
「男と女の友情は成立するかどうか? は、いつの時代でも恋愛テーマとして語られる題材。そんなテーマを面白く、そして切なく、ロマンティックに描いたのが『恋人たちの予感』。ハリー(ビリー・クリスタル)の恋人がサリー(メグ・ライアン)の友人だったことから、2人は経費節約のために同じ車でシカゴからニューヨークへ行くことに。けれど、2人の会話はまったく噛み合わず、ぶつかってばかり。しかしその数年後に再会した2人は友だちになり、同時に惹かれ合っていることにも気づいて…。好きだけれど、今の友だちとしての距離を大切にしたい、でもそのままだと誰かに奪われてしまうかもしれない、そんな友だち以上恋人未満の状況にある人はぜひこの言葉を試して欲しいです。
『愛している』とか、『好き』と伝えるのが恥ずかしくても、『一日の最後におしゃべりをしたいのは、君なんだ』なら、男性も頑張れば言えるかもしれないですよね。この言葉を深く解釈していくと、眠る瞬間にいつも一緒にいたいということ。ある意味、『愛している』や『大好き』よりも、もっと深いものを相手に感じさせられるかもしれません。プロポーズの台詞としてもいいかもしれませんね」(同)
男性なら人生の一代決心のプロポーズの場面で、ちょっと恥ずかしくても決め台詞を使ってみるのは素敵かもしれません。女性の皆さんも恋愛初期のラブラブな気分に乗じて、『ドキドキするか試してもいい?』と言って抱きついてみてはいかがでしょうか。
(冨手公嘉/verb)
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