ヒトメボ

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 AカップからFカップ、さらにはそれ以上まで……男性も女性もついつい目がいってしまうバストの大きさですが、現在の日本人女性は、一体何カップの人口が最も多いのでしょうか? その実態を明らかにするには、下着メーカーに問い合わせてみるしかない!

 というわけで、トリンプ・インターナショナル・ジャパンPRの岩橋さんにご協力をいただき、各カップの人口比率データを教えてもらいました。最新統計の2011年を見てみると…

Aカップ8.0%/Bカップ23.8%/Cカップ26.7%/Dカップ22.0%/Eカップ12.8%/Fカップ4.8%/Gカップ1.9%

 と、最も多いのはCカップの女性で、次いでBカップ、Dカップ、Eカップ、Aカップ、Fカップ以上…という結果に。正直なところ、Aカップが一割以下という少なさにびっくり! みなさん、あまり貧乳とは縁がないんですね…。ここで、統計データがある1980年から最近までのブラジャーカップの推移も分析してみましょう。

1980年:Aカップ58.6%/Bカップ25.2%/Cカップ11.7%/Dカップ4.5%

1990年:Aカップ32.3%/Bカップ30.5%/Cカップ21.4%/Dカップ10.0%/Eカップ5.6%/Fカップ0.2%

1992年:Aカップ25.9%/Bカップ28.3%/Cカップ24.1%/Dカップ12.8%/Eカップ7.8%/Fカップ1.1%

2004年:Aカップ10.2%/Bカップ27.8%/Cカップ27.8%/Dカップ21.5%/Eカップ10.0%/Fカップ2.1%/Gカップ0.6%

 なんと! 1980年には半数以上の人がAカップだったにもかかわらず、その後1992年にはBカップに抜かれ、2004年にはCカップが初めて1位(同率)に。またDカップ以上に関しては、ゆるやかに上昇している傾向も。過去約30年間で日本人女性のカップサイズが変化した背景には、どんなことが関係しているのでしょうか?

「ここ数年で急激に変化した訳ではありませんが、30年前と比べるとAカップが減っている原因は主に2点です。ひとつは食生活の変化などにより、日本人の体型そのものが変わったこと。もうひとつは、昔はブラジャーを購入する際にきちんと試着する人が少なく、本当はBカップなのに自分はAカップだと思い込んでいる人が多かったことです」(岩橋さん)

 なるほど。日本人の食生活が欧米化したこととは別に、昔は潜在的にAカップ以上の人も多かったというワケですね。ところで、ブラジャーを選ぶときは、カップサイズに加え、胸のふくらみのすぐ下の周囲・アンダーサイズも考慮しなければなりませんよね。現在、最も売上数の多いブラジャーは何カップのどのサイズなのでしょうか?

「カップとしてはB、C、Dの売上が多いですが、アンダーサイズは70や75という方が多いです。アンダー65cmは若い方には多いですが、全体としては少ない傾向にありますね。ただ、同じサイズでもブラジャーのデザインによって若干大きさが異なってくるので、ずばりこのサイズが売れていると断言はできないんです」(同)

 ふむふむ…目安としては、現在は「C70」や「B70」あたりを愛用している女性の比率が多いということですね。最後に、こんな興味深いデータもご紹介しておきましょう。

「女性たちの『今』と『理想』のカップサイズについて聞いてみると、Dカップまでの方は自分よりも1サイズ上のカップが理想で、Eカップ以上の方はDカップを理想としている方が多いようです。また年齢別に見てみると、20代までの若年層ほどDカップ、Eカップ以上を理想とする人が多く、30代を境に年齢が高くなるほどCカップを理想とする割合が高くなる傾向があるようです」(同)

 女性は年齢を重ねるにつれて、バストの「大きさ」にこだわるのではなく、もっと別の何かを求めるのかもしれませんね。このあたりの理由も気になるところです…が、その真相の追及はまたの機会に。

 バストについての赤裸々な実態が分かった今回のデータ。みなさん、現在の自分のサイズは、世間の比率のどのあたりに分布していましたか?

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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