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2019.04.04
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おまけ付き菓子の全盛期だった1980年代後半に、他のお菓子のようなシールではなく「フィギュア」がおまけに付いていることで注目されたのが、ビックリマンと同じロッテから発売された『ネクロスの要塞』でした。今回は、「ネクロスの要塞派だった」というヒトメボ読者に、当時思っていたことを聞いてみました。
「当時、『シールを集めているやつらとはちょっと違う』と、妙な優越感に浸っていた。ネクロスの要塞は大人な趣味というか、硬派なイメージがあったので」(岐阜県・38歳男性)
「『ネクロスの要塞』は自分の中でクールだと思っていました。実際どうだったかは分からないけど、ネクロス派は周りから一目置かれているように感じました」(香川県・39歳男性)
ビックリマンなどに比べるとマイナーでしたから、『ネクロスの要塞』派は「流行に乗らないクールさ」を子どもながらに感じていたのかもしれませんね。
「シールを集めている友達に対して、『フィギュアの方が格好いいし、上!』と勝手に優越感を持っていました」(千葉県・40歳男性)
「『フィギュア』というのが、子どもながらに『ちょっと大人っぽい!』と思っていたので、シール派を上から目線で見ていた」(富山県・38歳男性)
確かにネクロスの要塞は他のシール付き菓子よりも高かったので、集めていると優越感に浸れたかもしれません。
「サイコロを振って遊べるのが面白いと思っていた。自分一人でも遊べたし、いろんな想像をしながら遊ぶのが楽しかったです」(東京都・37歳男性)
「何体か集める必要はあったけど、どのようにして遊べばいいかルールがちゃんと明示してあったのが良かった。友達とキャラクターを持ち寄って遊ぶことができたのも、『ネクロスの要塞』の魅力だと思う」(福井県・39歳男性)
お菓子が入っている方の下箱を展開すると、遊び方が詳しく書いてありましたね。『ネクロスの要塞』でテーブルトークRPGの面白さを知った人も多いでしょう。
「第1弾ではお調子者だったマーシナリーが、いつの間にかお姫様と結婚して王様になっていてびっくりした。出世しすぎだと思った」(北海道・42歳男性)
「主人公たちがストーリー展開と共にちゃんと年を取り、成長していくのが面白かった。ナイトが死んでしまう展開はショックだったけど、マーシナリーがしれっと結婚していたのには驚きました」(東京都・43歳男性)
壮大な物語も『ネクロスの要塞』の魅力でした。ショッキングな展開や意外な展開も多く、フィギュアを集めながら物語を追うだけでも十分に楽しめましたね。
「いつもチョコレートのお菓子がおいしいと思っていた。買ってもらった帰りの車でお菓子をボリボリ食べながら、同封のカードを読むのがいつものルーティンでした」(京都府・36歳男性)
丸形のビスケット生地をチョコレートでコーティングしたものでした。少しパサパサでしたが、サクサクとした食感でおいしかったですね。ただ、量が少なかったのですぐに食べ終わってしまうのが残念でした。
「本格的に遊ぶためには何体か敵モンスターのフィギュアも必要。ただ、ちょっと高額なのでなかなか親に買ってもらえず、集めるまで時間がかかった」(群馬県・37歳男性)
1体でもイメージを膨らませて遊ぶことができますが、幾つかフィギュアやパラメーターカード、アイテムカ−ドがあった方がより楽しめます。集めている者同士で持ち寄ればいいのですが、周りに集めている子がいないと大変でしたね。
珍しいフィギュアがおまけだったことや、少し高級だったこともあり、ネクロスの要塞派はシール派とは「違う」と思っていた人もいるようです。当時『ネクロスの要塞』派だった人は、どんな思いを抱いていましたか?
画像提供:シール買い取り・販売『ロココ』
(中田ボンベ@dcp)
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