ヒトメボ

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少年マンガといえば強大な敵とのバトルシーンが特徴ですよね。そのなかでも魅力的なのが相手が放つ数々のセリフ。バトルを盛り上げてくれます。なかには「似たようなセリフを見たな」という感覚に襲われる王道の言い回しもありますよね。強敵が言いがちなセリフについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

次は100%でいくぞ

「悪役に物語史上最大の攻撃を浴びせられ、『耐えた!』と思ったらそれが実は手を抜いた攻撃だった!というのは衝撃的。『次の攻撃はどんなやばいヤツなんだ……』と否応にも期待しちゃいます」(神奈川県/35歳男性)

強い敵は、「最初は本気を出さない」のがお約束。その後、主人公が奇跡のパワーアップをすることで、敵が負けるパターンもよく見ます。こういうセリフを見ると「はじめから本気を出したら負けないのに……」とツッコミを入れたくなります。

私につく気はないか?

「『仲間になろう』じゃなくて『私につけ』というのが、自信満々でカッコいいですね。『お前も強いけど、俺の方が強いんだけどね』って言っているようで」(青森県/31歳男性)

チンケな悪役と違って、闘う相手の力を認めつつスカウトをするという高等テクニックです。よく聞くセリフですが、果たしてこれでダークサイドに堕ちたパターンはあるのでしょうか?

もう攻撃は終わりか?

「主人公が攻撃を何回もクリーンヒットさせたのに、全く効いていない余裕っぷりが好きです。しかもわざわざ攻撃するタイミングを相手に申告するのも、“強者”って感じですよね」(鹿児島県/29歳男性)

本当に強いヤツは“防御力”も高いんですよね。このセリフを言われた主人公は、次のページで手痛い反撃をくらっていそうです。

冥土の土産に教えてやろう

「バトルの中盤を過ぎて、敵が勝ちを確信したあたりで言っているイメージです。重要な情報をこれから死ぬ相手に教えるなんて、親切だなあと思いますよね」(北海道/39歳女性)

大体このセリフを言ったヤツが、逆に冥土に行っちゃう(勝負に負けて死ぬ)パターンですよね。「実は黒幕は主人公の父親」とか、とんでもない秘密を教えてくれたりもします。

今日はここまでとするか……

「『もうダメだ!やられる!!』ってときに、敵がこの捨て台詞を吐いて瞬間移動するシーンがありますけど、『いまトドメさせるじゃん』ってついつい思っちゃいます。どうせ再開後に負けるのに」(島根県/36歳男性)

悪役がトドメをさすシーンでも、長台詞が災いして、主人公の仲間の増援が来ちゃうというパターンもありますね。強大な敵はおしゃべり好きが多いのでしょうか?

ククク……“あいつ”は◯◯のなかでも一番弱い

「“あいつ”はめちゃくちゃ強いボスだったはずなのに、実は組織のなかで一番弱かった、という衝撃的なセリフ。その一番弱い“あいつ”にボロボロにされた主人公からしたら、絶望しかないですよね」(東京都/23歳男性)

こういうことを言ってくる敵は“四天王”の2番目であるイメージが強いですよね。このセリフが出てくると「このマンガは長く続きそうだな……」と期待しちゃいます。

なんとなく耳覚えのある言い回しですが、具体的にどのマンガでどのキャラクターが言っているセリフなのかまではなかなか思いつかないもの……。また同じような内容のセリフでも、作品によって表現が微妙に違っていたりします。強敵が言いがちなセリフ、みなさんはどんなフレーズを思い浮かべますか?

(佐藤翔平/メディアム)
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ライター

佐藤翔平

メディアム

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