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2018.09.28
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2018.09.28
見た目が気に入ったからと捕まえてみたポケモンが、意外と弱くてがっかりした経験がある人は少なくないはず。でも、そんなポケモンでも頑張って育てれば強くなることもあり、子どもながらに努力の大切さを学んだものです。今回はそんな「使ってみたら意外と役に立ったポケモン」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「ゲームで手に入れた釣り竿を使ったら、釣れたポケモンがコイキングだった。レベルが上がっても能力はあまり上がらないし、技も全然覚えない。でも、それが面白くなって育てていたら、あるときギャラドスに進化! ギャラドスは強い上に見た目もかっこよくて、子どもながらにコイキングを育ててよかったなって思った」(東京都・36歳男性)
「見た目もなんとなくぼんやりしているし、ただ跳ねるだけだったコイキング。ネタでレベル最高まで上げてやろうと思ってひたすら育てたら、ごついギャラドスに進化した。ギャラドスは普通に強いポケモンだったので、そのままレギュラーメンバー入りして、殿堂入りまで使っていた」(静岡県・35歳男性)
コイキングは『赤・緑』の当時、その弱さがよくネタにされていたポケモンの1匹です。なにせレベルが上がってもまともな技を覚えることもできません。そんな最弱クラスのコイキングですが、苦労して進化させると強い強いギャラドスになります。仕様変更でギャラドスの高い攻撃力が生かせるようになったときには「ギャラドスの時代が来た!」と興奮したりもしましたよね。
「ダイヤモンドを遊んでいたら、奇妙なカエルのポケモンが出現! それがグレッグル。カエルのポケモンは初めてじゃなかったけど、変顔が気に入ったのでゲットした。グレッグルは覚えられる技が多くて、対戦では何をしてくるか分からない怖さがあった。最終的には進化させてドクロッグとして使っていたけど、意外と活躍できた」(神奈川県・34歳男性)
「アニメに出てきたグレッグルに一目ぼれ。ちょうどゲームもプレイしていたので、頑張ってゲットした。動きも鳴き声も奇妙だったけど、技マシンなども使って強化したら、対戦でも意外といい働きができるポケモンに育った」(北海道・30歳男性)
グレッグルはどく・かくとうタイプのポケモンで、『ダイヤモンド・パール』から登場しています。アニメ版にも登場し、人気キャラクターだったタケシのポケモンとして長い間活躍していました。この活躍からグレッグルが好きになったという人も多かったですね。ヴィジュアル的には「キモカワ」と呼ばれるような部類ですが、ドクロッグに進化すると能力もそこそこ高く、いろいろな技を覚えられるので、対戦で使っている人もいました。
「意外と役に立ったポケモンといえば、ドータクン。なんか釣り鐘みたいなポケモンだったけど、ちょうど歴史の勉強をしていて『銅鐸に似ているな』って思いながらゲットした。見た目以上に耐久性が高くて、対戦でも相手に嫌がられた」(埼玉県・29歳男性)
「最初はドーミラーという丸いポケモンで、見た目が気に入ってゲットしてレベルを上げていた。ドーミラーのときは正直使えなかったけど、頑張ってレベルを上げていたらなんだかごついポケモンに進化した。能力も高くなって、チームの壁として活躍できるようになりました」(愛知県・34歳男性)
ドータクンは、はがね・エスパータイプのポケモンです。登場は『ダイヤモンド・パール』から。古代の日本にあった「銅鐸(どうたく)」をモチーフにしていると思われます。防御に特化しており、攻撃力が高いポケモンでも、そう簡単にはドータクンを倒せません。持久戦を好むプレーヤーが使うドータクンは、実に厄介な存在でしたね。
「タンポポの綿毛のようなデザインが気に入って、ワタッコを育てていた。打たれ弱かったけど、サポート役としては役立ってくれた」(宮城県・40歳男性)
「『ダイヤモンド・パール』のころ、素早いくさタイプのポケモンを探していて、行きついたのがワタッコだった。覚えるくさタイプの技はサポートというか、相手が嫌がるような技が多かったのも好みで、にやにやしながら対戦していた」(大阪府・40歳男性)
ワタッコは『金・銀』から登場しているくさ・ひこうタイプのポケモンです。ハネッコからポポッコ、ワタッコと2回進化します。2段階で進化するポケモンは『金・銀』世代までではそれほど多くなく、そういった意味では珍しいポケモンでしたね。その後追加された「特性」という要素により、かなりのパワーアップを果たし、一時期は猛威を振るっていました。しかし近年は新ポケモンの台頭や仕様変更によって、使う人もかなり減っているとか。
「序盤で適当にゲットしたキャタピー。モンスターボールを買う余裕がなかったので仕方なく使っていたけど、弱かった。すぐに進化したのはいいけど、今度はまったく動けないトランセルになった。もうさすがに見捨ててもよかったんだけど、愛着が湧いていたのでそのまま頑張って育てたら、バタフリーに進化した! バタフリーもそんなに強いポケモンではなかったが、当時は強かったエスパー技を覚えられたので、そこそこ活躍できた。努力することの大切さを学んだ気がした」(千葉県・39歳男性)
「ゲームの初期は弱いポケモンが多かったけど、キャタピーは特に弱いポケモンだった。序盤はそんなポケモンしかゲットできないから、仕方なく使っていた。トランセルになって一度はパーティーから外したが、友人がトランセルから進化したっていうから、自分も慌ててパーティーに戻して育ててみた。バタフリーになったらサイケこうせんという強い技も覚えて、パーティーのエース格にまで昇格した」(東京都・40歳男性)
キャタピーは『赤・緑』から登場しているむしポケモンです。芋虫をモチーフにしており、トランセル(サナギ)を経て最後はバタフリー(チョウ)に進化します。有名な怪獣『モスラ』のイメージでしょうか、バタフリーになると「ねんりき」や「サイケこうせん」といったエスパー技を覚え、かなり強いポケモンです。むしポケモンは成長速度が速いので育てやすく、比較的少ない努力で、大きな成果を得られた人も多かったでしょう。
ポケモンの中には、進化段階が低いうちは弱くても、最後まで進化させると大化けするものがいます。最初はほとんど攻撃手段を持たないポケモンでも、頑張って育てていくと対戦でも活躍できるほど強くなるというような経験を通して、努力が実を結んで大きな成果になることを学んだりもしましたね。ポケモンをプレイする際は、最初は弱くても、諦めずに愛情を持って育ててみるといいかもしれませんよ。
(藤野晶@dcp)
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