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2018.09.05
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2018.09.05
ヤンキー漫画や番長漫画では、喧嘩のシーンが欠かせません。主要キャラ同士によるタイマンでは素手で戦うこともありますが、集団での乱闘ではいろいろな武器が使われます。その中には「武器としてどうなのか」というものが登場するケースもありますよね。今回はそんな「昔のヤンキー・番長漫画に出てきた素朴な疑問を感じる武器」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「チェーン。毛とか指とかが挟まると痛い感じ?」(北海道・53歳男性)
「使い方の想像はつくけど、チェーン自体の威力に疑問がある」(神奈川県・46歳男性)
ヤンキー・番長漫画には、武器としてチェーンを使う不良が登場することがあります。使われるチェーンは、自転車やオートバイに使われるものが多かったです。そのままムチのように振り回したり、拳に巻いたりして使っていました。しかし、拳に巻くと毛や指が挟まって痛いかもしれませんね。もっとも、『ガクラン八年組』では粉々にされるなど、あまり強い武器という位置付けではありませんでした。
「警察官以外が警棒を入手する方法ってあるの?」(三重県・40歳男性)
「ヤンキー漫画では特殊警棒を持っているキャラが出てくることがある。武器としての威力は高いはずなんだけど、漫画ではあまり目立っていない」(広島県・43歳男性)
特殊警棒は『BE-BOP-HIGHSCOOL』にも登場していました。ヤンキー漫画・番長漫画の乱闘シーンでは、比較的ポピュラーな武器といってもいいかもしれません。中高生の頃にヤンキー漫画にハマっていた人のなかには、伸縮するペンを特殊警棒に見立てて遊んでいた人もいたかもしれませんね。
「『本物の』メリケンサックって実在するんだろうか? どこで買うのか?」(愛媛県・40歳男性)
「メリケンサックってヤンキー漫画ではよく見掛けるイメージだけど、普通の人は持ってないよね。ヤンキーなら持ってるものなの?」(東京都・46歳男性)
メリケンサック、ナックルなどと呼ばれる、手にはめ握り込んで使う武器です。ヤンキー漫画・番長漫画ではポピュラーな武器で、多くの作品に使い手がいますね。メリケンサックのような、ヤンキー漫画で登場するアイテムは、よく通信販売で売られていました。漫画に憧れて、つい買ってしまったという人もいるのでは?
「鉄パイプで戦うキャラは、それをどこで拾ったんだろう? どこで保管してるんだろう?」(埼玉県・42歳男性)
「実物の鉄パイプを触ったことがあるけど、これで殴られたら死ぬかもしれないと思った。実際に使ったら、たぶん喧嘩じゃ済まなくなる」(岡山県・36歳男性)
ヤンキー漫画・番長漫画では、広くて人気のない空き地で喧嘩をすることが多く、なぜか鉄パイプが落ちていたりしましたね。『疾風伝説 特攻の拓』の最後の大乱闘シーンでは、後から駆けつけた吾代が自分のチームのリーダーである八尋を裏切って、鉄パイプで不意打ちを食らわせるシーンが描かれました。作中かなりの強キャラだったはずの八尋が鼻血を噴き出しているシーンは衝撃的でしたね。
「たしかに鉄板の入ったかばんは強そうだが、けんかでは実際どのように使うのだろうか? 絵面が間抜けではないか?」(兵庫県・42歳男性)
「漫画でよくかばんに鉄板を入れていたりするけど、実際にやるのは無理だと思う。かばんサイズの鉄板なんて、重くてとても片手では持てない」(群馬県・37歳男性)
ヤンキー漫画・番長漫画のキャラクターは、かばんに鉄板を仕込んでいることも珍しくありません。一般的には相手に攻撃されたときに身を守るのに使うものですが、『疾風伝説 特攻の拓』では長めのハンドルを持って振り回し、かばんの角を相手の鼻に叩き込んでいました。武器としては強力かもしれませんが、重量も相当なものになるので使いにくそうですね。
「ヤンキー漫画なんかで、小銭みたいな小さいものを握ってパンチする場面を見ることがある。凶器で直接殴るのではなく、一見凶器にはならないような物を使うのは面白いけど、どのくらい威力が上がるのか気になる」(茨城県・40歳男性)
「喧嘩のシーンではなかったが、『ろくでなしBLUES』のボクシングの試合でコインを握っていたっていうのがあった。そんなことでパンチが強くなるのかと驚いた記憶があります」(東京都・44歳男性)
手の中に何か小さい物を握り込むと、パンチの威力が増すといいます。『ろくでなしBLUES』では、ボクシングの試合でコインを握った上からグローブをはめて戦う選手が登場しましたね。主人公の太尊をはじめボクシングに真面目に取り組んでいるキャラが多かったので、反則技を使う相手に憤りを覚えたものです。
「とんでもない武器といえば、たまに道路標識を振り回しているキャラがいますよね。『湘南純愛組!』の鬼塚とか……。簡単に振り回せるものではないと思うし、そもそもどうやって手に入れてくるのかが疑問」(神奈川県・41歳男性)
「怪力をアピールする手段だと思うけど、道路標識とかバス停の案内板を振り回すキャラを見るたびに、どこから引っこ抜いてきたのか気になる」(東京都・36歳男性)
『湘南純愛組!』『GTO』の両作品に登場する鬼塚英吉、『疾風伝説 特攻の拓』のヒロシ・キヨシなどが道路標識を使っていますね。特にキヨシは大型のバイクを肩に担いだり、自動車のドアを引きちぎったりするなど、作中でもトップクラスの怪力でした。道路標識も軽々振り回しており、その強さには驚かされましたね。
前述の武器以外にも、昔の作品では、どうやって入手するのか不明な刃物や重火器が登場することが少なくありませんでした。一方、近年の作品では比較的リアリティのある武器が使われるようになっています。しかし、ときには昔のような常識的にはありえない武器に、あっと驚かされてみたい気もしますね。
(藤野晶@dcp)
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