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2018.08.08
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2018.08.08
アーティストやクリエイターのような独自の感性をもっている人に憧れるあまり、SNSで感性の豊かさをアピールしている人を見かけること、ありますよね。SNSで目にした『私、感性豊かなんです』アピールについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「普通の空だけが写った写真をアップする人っていますよね。『日々空の色を気にして自然を感じながら生きている』的な感性豊かアピールっぽいんですが、実際会うと全然雰囲気が違うんです。本当はパチスロ大好きで、一緒にいるときはずっとスマホでゲームしてるヤツです(笑)」(東京・25歳男性)
「空の写真とともに、必ず一言ポエムみたいなやつを添えて投稿する知り合いがいます。『1日の始まり。当たり前の朝焼けに、涙が出そう』とか(笑)」(神奈川・22歳女性)
なぜか空の写真を撮らずにはいられない人たち、いますよね。空が変わった色だった日や、夕焼けがものすごくキレイな日は、タイムラインにみんなの感性とポエムが氾濫します。
「海外のアート系サイトの英語記事をわざわざシェアする人って、一体なんなんでしょうか。『日本だけでなく世界にもアンテナ張ってて素敵でしょ?』的なことなの? 学生時代の友人がまさにそのタイプなのですが、シェアした記事に対してコメントするわけでもないし、そもそも英語がまったくできない彼が本当にその英語記事を読んでいるのかすら怪しいし、申し訳ないけどちょっと面白い」(埼玉・27歳女性)
「感性豊かアピール」 & 「英語読めるアピール」の合わせ技。バックグラウンドを知らないSNS上のつながりの人には効果がある場合もあるかもしれませんが、付き合いの長い相手からの反応は、結構辛辣なようです。
「写ルンですで撮った写真を現像して、さらにそれをスマホで撮ってSNSに上げる人がいるんですけど、『回りくどいわ!』って思います(笑)。しかも、旅行の写真とかならまだしも、普段のランチ写真もその方法でアップするので、1ヶ月以上前に食べたランチの写真が、平気で今日の日記みたいな記事に添付されるんですよね。もうなにがなんだかわかりません」(和歌山・24歳女性)
現像時にスマホにデータを転送してもらうこともできるのに、わざわざプリントしたものをさらにスマホで写真に撮っているあたり、とてつもないこだわりを感じます。ここまで極めるといっそ感性を認めざるをえないような……。
「アイコンの本人写真が白黒だと、アートや文学に精通した感性豊かな人っぽく見える気がします。実際に自分もやってみたことがあるんですけど、SNSで繋がった人と実際に会ったときに、『勝手に美大出身だと思ってました』って言われました(笑)」(兵庫・22歳男性)
白黒写真にするとあら不思議。どんな人でもアーティストっぽく見えちゃうんですよね。しかし、真のアーティストは意外と白黒アイコンを使っていなかったり……。
「普段あまりしゃべらない大人しい友人が、SNSでずっと誰かの名言をつぶやいていて、どう絡んでいいかもわからず見ているだけで疲れます」(静岡・28歳男性)
普段は自分の投稿をしている人がたまに人の名言をつぶやいていたりすると、「あれ? なんか弱ってるのかな?」なんて思いますが、毎日ずっとつぶやいているとなると、もはや違う次元からのつぶやきかもしれません。
「高校時代めちゃくちゃミーハーだった友人が、東京の大学に入学した途端に古いフランス映画や自主制作映画についてSNSで語り出して恥ずかしくなりました。きっと先輩なんかに影響されちゃったんだろうなー。まさにハリウッドって感じのアクション映画が大好きなヤツだったのに」(宮城・23歳男性)
趣味嗜好は変わることもありますから、本当に古いフランス映画が好きになった可能性も否めませんが……。サブカルチャーに目覚めてSNSの投稿がそれ一色になっている人は、たしかにいますよね。
SNSでの『私、感性豊かなんです』アピール、みなさんが普段目にするものはありましたか? 自分からアピールしなくても、周囲から「やっぱりあの人って感性豊かだなあ」と思ってもらえるといいんですけどね……。
(シャモジョー/ヒャクマンボルト)
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