ヒトメボ

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地元は大好きだけど事情があって東京にやって来た人はもちろんのこと、夢を抱いて地方から上京し、期待通りの刺激的で忙しない毎日を送っている人にだって、ふと地元が恋しくなる瞬間があるのではないでしょうか? 地元が恋しくなるきっかけについて、上京経験のあるヒトメボ読者に聞いてみました。

テレビに地元が出た

「旅番組で地元が取り上げられたときに、よく知っているお店や観光地が出てくると『ここ知ってる! よく行ってた!』と懐かしい気持ちになります。もう何年も地元には帰っていないのですが、未だにまったく変わっていない場所をテレビ画面越しに見ると、たまには帰らなくてはと思います」(大分出身・29歳女性)

地元にいた頃と変わっていない店や場所は、上京した人の郷愁を誘いますよね。日々移り変わってゆく東京の景色より、ずっと変わらない地元の風景のほうが深く記憶に残るのでしょうか。

東京の味が口に合わない

「海にとても近い町で育った私には魚が新鮮なのは当たり前だったので、初めて東京のスーパーに並ぶ魚を食べたとき、衝撃でした。もちろん、東京のほうが地元よりオシャレなお店も多いのですが、たまには地元の新鮮で美味しい魚が恋しくなります」(鹿児島出身・28歳女性)

「東京に行く前に先輩たちから『東京の味は濃いぞ』と散々言われていたものの、どちらかというと濃い味付けのほうが好きだった僕は、話半分くらいにしか聞いていませんでした。ところが、実際に自分が東京に来てみて先輩たちの話に納得……。味が濃いというのは、出汁ではなく醤油が濃いという意味だったんですね。東京に来て10年近くになりますが、未だに慣れません」(京都出身・27歳男性)

長年の間に染み付いた食の好みは、なかなか変わらないもの。やはり地元の食べ物が恋しくなってしまうようです。

同郷の人と知り合う

「東京の飲み屋で知り合った人が同郷だとわかると、ものすごく盛り上がりますよね。特に僕の地元は土地が狭くて人口も少ないので、話しているうちに実は相手が友だちの友だちだった、なんて発覚することも。世間の狭さを実感させられます(笑)」(鳥取出身・30歳男性)

お酒の席で自分と同じ方言が聞こえてくると、ついつい反応してしまう地方出身者もいるはず。仲良くなって地元の人にしか通じないローカルな話題で盛り上がるうちに、故郷が懐かしくなるのかもしれませんね。

地元の友だちのSNS

「地元の友人たちが頻繁に集まって遊んでいるのをSNSで知るたびに、『自分も参加したい!』と羨ましくなります。帰ろうにもそう簡単には帰れない距離なので、毎回切ない気持ちでいいねを押します……」(沖縄出身・24歳女性)

SNSが普及したおかげで、遠くの人の近況を知ることは容易になりました。とはいえ、物理的な距離が縮まるわけではないので、自分だけみんなと直接会えないという寂しさは、むしろ強くなるのかも……。

東京という街に憧れて上京してきた人だって、地元が恋しくなることもあるはず。たまには時間を作って帰省してみることで、東京での日々を頑張る活力がもらえるかもしれませんね。

(夢野まいこ/ヒャクマンボルト)
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