ヒトメボ

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批判や皮肉のつもりで言われているのに、受け取る本人は悪い気がしない言葉、ありますよね。発した側は、「いや、褒めてないから……」と拍子抜けすることも。まんざらでもない他人からの嫌味について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

「チャラい」

「友だちと飲み会の席で『お前ってほんとチャラいよなー!』と言われ、『そんなことねーよー!』と返すやりとりが鉄板ネタになっています。『チャラい→モテる』と脳内変換されるので、内心嫌な気がしないです(笑)」(愛知・22歳男性)

異性関係が豊富ということは、裏を返せば、異性に好かれる魅力があるということ。誰でも「モテる」と言われると悪い気はしない、というより、むしろ嬉しいですよね。

「やればできるのに……」

「子どもの頃、私がテストで悪い点を取ると、両親は必ず『あなたはやればできるのに……』と言ってからお説教を始めました。その〝ワンクッション〟には、妙に救われたような気がしていました」(山梨・23歳女性)

「職場でミスをしとき、上司か、『〇〇さんはやればできるのに、油断したんじゃない? 次は頼むよ』と言われました。普通なら反省するシチュエーションだけど、自分はとんでもない潜在能力を秘めているんだと都合よく受け取って嬉しくなった(笑)」(岩手・27歳女性)

本人としては「才能がある(のに実行していないだけ)」と、むしろ前者だけを言われているような気になるもの。きっと親や上司は、「実行していない」を強く伝えたかったはずです……。

「悪いやつだな」

「職場で先輩から笑いながら『おまえは本当に悪いやつだな〜』とよく言われます。これってつまり、仕事ができることを認められてるわけですよね。全然悪い気はしないですね」(東京・23歳女性)

〝悪い=ずるい〟ことをするには、それなりのIQが必要。「機転が利く」「頭がいい」などと解釈できなくはないですよね。

「昔と変わってない」

「前に付き合っていた彼と久しぶりに会ったとき『昔から何にも変わってないね』と言われました。コレって、彼が好きだった私と何にも変わってないって意味ですよね? なんか嬉しくなっちゃいました」(群馬・23歳女性)

思わぬところでキュンとしたエピソード。彼は、「歳を重ねても成長していない」の意味で言ったのかもしれませんが……。

「よくそんなに食べられるね」

「飲み会の後に先輩に『締めにラーメン食べましょうよ!』って言ったら、『え、お前よく食えるね、俺絶対無理……』って驚いたように言われました。嫌味だろうけど、強靭な胃を持っているって言われている気がしてまんざらでもなかった」(静岡・21歳男性)

小さい頃に、給食などでおかわり自慢をした記憶のある人もいるはず。たくさん食べられることは健康の証とも捉えられますし、アイデンティティの補強にもなりますよね。

「社長に見えない」

「私は会社を経営していますが、この前若い社員から『社長に見えない』と言われました(笑)。親しみを持ってもらえてるんだなと、嬉しくなりました」(東京・39歳男性)

「社長だけど、気取ったところがない」というように解釈したよう。社長に限らず、「〇〇に見えない」という言葉、「型にハマってない」と言われているようで嬉しいと感じることもあるかもしれませんね。

「悪い気がしないどころか、もしかして褒めてる?」と思い相手の顔をみると、ものすごく怪訝な表情をしていたり……。まんざらでもない他人からの嫌味、みなさんには共感できるものはありますか?

(シャモジョー/ヒャクマンボルト)
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