ヒトメボ

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 一緒に食事に行ったときに、やたらと食に関することを語りたがる人っていますよね。でも、なかには「え? それって違わない?」なんて、素人から見ても知ったかぶりがバレバレな場合も……。今回は、そんな「自称グルメの知ったかぶりがバレた瞬間」をヒトメボ読者に聞いてみました。

「これはクラゲだね」

「料理に入っていた食材がパッと見でなんだかわからなかったので、一緒にいた自称グルメの友人に尋ねたら、一口食べて『これはクラゲだね』と自信満々。同じ料理を頼んだ別席の人が店員さんに質問しているのをこっそり聞いていたら、クラゲではなく寒天だった」(東京・29歳女性)

 グルメならば知らない食材などあってはいけない、という使命感から知ったかぶりをしてしまったのでしょうか。こういう場合、本当のことを教えてあげるべきかどうか迷ってしまいますよね。

「この味は20年ものだね!」

「ちょっと小洒落たBARに入ったときに、ウィスキーを注文した上司が『この味は……20年ものだね』とドヤ顔をしたら、バーテンダーさんに『これは15年ものなんですよ』とあっさり否定されていた」(福岡・30歳男性)

 きっと違いのわかる男を演出したかったのでしょう。熟成年数で味もお値段もけっこう違うようですが、お酒って難しいんですね……。

「炭が悪い」

「昔付き合っていた人が、焼肉の焼き方にうるさい“肉焼き奉行”だった。『ホルモン系は火の通りが悪いから、火力の高いところで焼くんだ』と七輪のど真ん中に並べ、数分後に火力が上がりすぎてホルモンは丸焦げ。店員さんに炭が悪いだのなんだのと文句をつけていたけれど、ホルモンは脂が多いから七輪の端で焼くのが常識なんじゃ……」(千葉・27歳女性)

 グルメかどうかはさておき、自分のミスを認めないタイプの人は本当に厄介! 一度のミスで二度恥ずかしい結果に……。

「やっぱり天然の牡蠣は違うね!」

「生牡蠣を食べに行ったときに自称グルメの友人が『やっぱり天然の牡蠣は違うね!』と一言。メニューに思いっきり養殖と書いてありました」(埼玉・31歳男性)

 正直、食べただけで天然が養殖か判別するのはかなり難しいはず。最近の牡蠣は養殖もおいしいですから……とフォローしておきましょう。

「レトルト食品なんて食べ物じゃない」

「ちょっとからかうつもりで、手作り料理っぽく盛り付けてレトルトのハンバーグを彼に出したら『最高にウマい!お前天才だな!』とこれでもかというくらい褒められた。ちなみに彼はいつも『レトルト食品なんて食べ物じゃない』とめちゃくちゃバカにしていました」(東京・26歳女性)

 種明かししたらなんだか怒られてしまいそうなイタズラですが、ちょっと面白いかも? これを機にレトルト食品も見直してくれるといいのですが。

「塩のほうが素材の味が引き立つ!」

「職場の先輩はお寿司屋さんに行くと全部のネタを塩で食べる。醤油よりも素材の味が引き立つ! と言っていたけれど、正直板前さんは苦い顔をしていました」(群馬・29歳男性)

 お肉やお寿司は塩で食べると甘みが増しておいしい! ……という場合もありますが、全てがそうとは限りませんからね……。素材ごとに一番いい食べ方を知っているのが本物のグルメかも?

 ちょっぴり厄介な自称グルメたち。せっかく一緒に食べるのですから、楽しく過ごすのがいちばん! 余計な知識はひけらかさずに、気楽に純粋に食事を楽しむのがいいのかもしれませんね。

(魚青子/Concent)
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