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2016.04.22
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2016.04.22
車好きな人たちには独特の美学があります。特に車が好きというわけでもない普通の人たちから見ると、そうした美学に基づいたかっこつけには違和感を覚えることもしばしば。ヒトメボ読者に「車好き男子のちょっと不思議なこだわり」を聞いてみました。
「せっかくちゃんとしたカーナビが付いているのに、かたくなにカーナビを使おうとしない。アナウンスに指図されている感じがするのが嫌で、目的地へ行くにはアナログで地図を見て道順を把握したり、自力でコンビニやガソリンスタンドを探したりするのがいいらしい。つくづく理解できない美学。便利なんだからカーナビ使えばいいのに」(東京・29歳女性)
たまにこういう人いますよね。私の知り合いには太陽や月の位置で東西南北を判断する人がいます。文明に頼らない、アナログなのがかっこいいのでしょうね。
「ちょっとでも渋滞していると、すぐわき道に入っていく彼氏。それでうまく渋滞を回避できる成功率は2割くらいなのに、決してその試みをやめようとしない。わき道に入っていっても行き止まりだったり、道がうねうねして迷ったりで失敗することのほうが断然多い。普通に渋滞に並んでいたほうが早かった、と毎回思う」(千葉・26歳女性)
渋滞回避ルートを走ってくれるタクシーの運転手さんは頼もしくかっこいいですが…。ぬけ道の開拓はできればデートのときじゃなくて、一人でやってもらえると彼女としてはありがたいところ。
「彼は車を持っていないけど、レンタカーでどこかに出かけるときはマニュアル車にこだわる。台数少ないから借りにくいし、色々不便なんだけど。一度はハイエースでドライブに出かけたこともある。別にオートマでいいのに」(東京・24歳女性)
ハイエースはさすがにドライブデート感、皆無ですね。あの車を操っている感じが車好きにはたまらないのかも。
「ドリンクホルダーに、芳香剤としてお香の棒みたいなのが刺さっている友人の車。お洒落な感じがいいと思っているらしい。でも缶コーヒーを買ったときは股の間に挟んで運転している。その姿が不憫なので、冗談で『この棒、邪魔だしくさいから捨てるわ。缶置けないでしょ』と言ったら怒られた。あと別の友人の車には、バックミラーに葉っぱの形した芳香剤がぶら下がっているけど、あれも邪魔に思えてしまう」(神奈川・30歳男性)
いかに車内のニオイを良くし、そしていかに見た目がかっこいい芳香剤を設置するかは、おそらく車好きにとって大きな課題なのです。
「実家に帰ると父がスポーツカーを買っていて、隣に乗せてもらったら窓を開けてそこに肘をかけて片手で運転していた。『これがやりたかったんだな、親父……』と感慨深かったけど、かっこ悪かった」(東京・26歳男性)
晴れた日なんかは気持ちよさそうですが、「おれかっこいいぜ!」という気持ちで見せつけられると、逆に残念な気持ちになってしまうかも。
「走り屋に憧れていた元カレ。車の改造とかしょっちゅうしていた。カーブで曲がるときにスピードをほとんど落とさず、『全然余裕でしょ』とドヤ顔。細い道でバスやトラックとすれ違うときもまったくスピードを落とさず、『そういうときにスピード落とす人の気持ちがわからないんだよね』とドヤ顔。彼の運転、乗り心地は最悪でした」(東京・28歳女性)
自分のかっこいい所を彼女にアピールしたい彼、そんなのどうでもいいから安全に運転してほしい彼女。男女の違いを感じます。とはいえ制限速度はきちんと守ってくださいね……。
「くわえタバコで運転する彼。煙に目をしかめたりして運転しにくそうなのに、彼いわく『なんかこうしているのが気分がいい』のだそう。まったく理解できないけど、まあ本人がやりたいならどうぞご自由に、という感じ」(東京・30歳女性)
彼はちょっとハードボイルドな感じが心地いいのでしょうか。運転している本人が気持ちよくて、同乗者もそれを許しているのなら何も問題ありません。
車は、持ち主や運転手の美学が詰められた存在です。いまいちピンと来ない美学でも、本人がご満悦なら優しく見守ってあげると彼らも嬉しいことでしょう。同乗者として迷惑をかけられない範囲なら、という条件つきですが…!
(藤井弘美+プレスラボ)
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