0
0.0(0人が評価)
2015.06.24
0
0.0(0人が評価)
2015.06.24
最近、いい出会いがないな~と思っているあなた! もしかして、背中が丸まっていませんか? 猫背では人に与える印象も悪くなってしまいそう。そこで、自宅で簡単にできる猫背改善法について、猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表の小林俊夫さんに伺いました。
まず、正しい姿勢と猫背の違いを教えてください。
「解剖学的に正しい姿勢とは、横から見た時に、くるぶし、膝、骨盤、肩、耳の穴が一直線に並んでいる状態をいいます。正面から見た場合は左右対称になっています」(小林さん)
「猫背とは、胸の背骨部分の丸みが強くなり、肩が前に入って、頭が前に出ている状態です。合わせて、骨盤まわりもゆがんでいることが多いです」(同)
比べてみると明らかに違いますね。猫背は体にも悪そうですね。
「猫背はスタイルが悪く見えるだけでなく、以下のような、さまざまな体の不調を引き起こします」(同)
では、猫背を改善するにはどうすればいいのでしょうか?
「猫背の方は、正しい姿勢を保つ筋肉がないというよりは、正しい筋肉の使い方を忘れている場合が多い。つまりは、脳が誤った姿勢を正しいものと思い込んでいることが多いのです。そのため、まずは脳に正しい姿勢を覚えさせることが大事と言えます。普段から鏡を見て姿勢をチェックしたり、壁に背をつけて立ち、意識して正しい姿勢を作るようにするといいでしょう」(同)
「壁に背を向けて立ち、かかと、おしり、背中(肩甲骨のあたり)、後頭部の4点を壁につけます」(同)
この時の正しい姿勢を常に意識して生活すると良いのですね。その他に何か猫背の改善方法はありますか?
「自宅などでエクササイズを行うことで、理想的な体の使い方を脳に教えるといいでしょう。効果的な2つの方法を紹介します」(同)
「ヒップアップ、背骨の柔軟性の向上、骨盤と背骨のコントロール力を高めます」(同)
「両膝を90度に曲げ、仰向けに寝ます。ひざとひざの間はこぶしひとつ分あけます。骨盤が天井と平行になるようにし、肩を開き、顎を軽く引きます」(同)
「腰を床に押しつけ、シールが床から剥がれるように1つ1つの背骨を意識しながら、お尻を持ち上げます。肩、お尻、膝が一直線になる高さまで持ち上げたら、2~3秒キープ。胸の方から背骨を1つずつ床に戻していきます」(同)
「背中や二の腕を引き締めると同時に、硬くなりやすい胸や腕の前側の筋肉をストレッチすることで猫背を改善します。バストアップの効果も期待ができます」(同)
「両膝を90度に曲げ、骨盤を立てて座ります。お腹を締めたまま後ろに手をつき、上半身を倒して、骨盤から頭までを真っ直ぐにします。肩を横に開き、胸が天井に引かれるように背筋を伸ばしたまま呼吸を繰り返します」(同)
「胸を張り、お腹を締めたまま、ゆっくりと床と平行な高さまでお尻を持ち上げ5秒キープ。ゆっくりと元の姿勢に戻ります」(同)
これなら場所も取らず、ちょっとした時間にできますね。最後に猫背にならないためのアドバイスをお願いします。
「仕事や家事の合間など気づいた時に姿勢をリセットするといいですね。座って仕事をすることが多い人は、職場の机とイスの高さが合っていないことやパソコンのモニターの位置がずれていることが悪い姿勢につながります。一度見直して、正しい位置で使うようにしましょう」(同)
普段から正しい姿勢を意識したいものですね。印象が明るくなって良い出会いにつながるかもしれません。
(鳴沢ことみ/コンセプト21)初出 2014/9/5
0comments