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2015.11.23
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2015.11.23
合コンやお見合いパーティ、またビジネスにおいては自己紹介がつきものですが、自分に自信がなくて、長所を口に出せなかったり、自慢に思われたくないからとつい謙遜して言ってしまうことってありますよね。どうすれば、自分らしい長所を見つけ、それをうまく伝えることができるのでしょうか? 幸婚(さちこん)セラピストとして恋愛・結婚相談を行う太田まみいさんに伺いました。
「まず『自分の長所が見つからない、よく分からない』という人は、自分の好きなこと、夢中になれることを思い浮かべてみましょう。些細なことでもいいのです。例えば、ケーキが好きだとします。それで、自分好みのケーキを求めて、食べ歩いたりするのであれば『探究心がある』、『小さなことでも幸せを感じられる』とも言え、あなたの長所になるのではないでしょうか」(太田さん)
なるほど。しかし、それも思い浮かばない場合はどうしたら良いでしょうか?
「自分の納得できる長所が思い浮かばないのであれば、友達や同僚など身の周りの人に自分の長所を聞いてみましょう。ただし、『私の長所は何だと思う?』と聞いても、相手は答えにくいので、『私って何(の仕事)に向いていると思う?』と聞いてみるといいですね。それでもし『秘書』と言われたら、理由を聞いてみる。『いつも笑顔だし、物事もテキパキこなすでしょ』と言われたとしたら、それがあなたの長所ですよね」(同)
たしかに、それなら答えやすいですね。
「自分の長所を言いにくいという人は、自己評価が低い人が多いので、他人から褒め言葉をもらうと自信につながると思います。また、他人の客観的な言葉であれば、自分で考える長所よりも受け入れやすいのではないでしょうか」(同)
では、実際に自分の長所を相手にうまく伝えるにはどうすればいいのでしょうか?
「おすすめは、人からの評価に、こういうことがある(あった)という事実例を加え、それをまんざらでもない様子で伝える方法です。先にも述べたように、人からの客観的評価であれば、自分も受け入れやすく口に出しやすいですし、事実例を加えることで信憑性も出ます。さらに、他人からの評価を自分も認めているということをまんざらでもない様子で話せば、女性であれば特に、謙遜と褒められて嬉しいという気持ちが表現され、かわいげのある印象となるでしょう。この方法は、合コンのほか、就職の面接などでも使えます」(同)
A:人からの評価+B:事実+C:評価を受けてまんざらでもないという言葉
「職場の後輩からは几帳面だと言われます。…A
仕事に必要な書類などをいつも整頓しているからなのですが、…B
でも、やっぱり、自分もみんなも、使いやすいのがいいですものね」…C
「友達からは癒し系と言われます。…A
のんびりしていて、いつも幸せそうに見えるみたいです。…B
私も友達に恵まれて、毎日楽しく過ごせていると思います」…C
「同僚からは責任感があると言われます。…A
プロジェクトの中心役を任されることも多いのですが、…B
私自身、いつも仕事に不備がないように心がけているので、同僚にそう言われることは
正直嬉しいです」…C
なるほど、これなら自然に自分の長所を伝えられそうですね。ところで、出会いの場で、自分の長所として、特にこれを言うと男性の受けが良いという言葉はありますか?
「刺激的な恋愛を求める男性は別ですが、真剣な恋愛や結婚を考える男性には、笑顔やほっとする気持ちが連想できる以下のような言葉が響きやすいのではないでしょうか」(同)
「これらの言葉を使うことにより、男性は女性に対して『将来的に温かい家庭を一緒に築いてくれそう』という期待感と安心感をもちやすいと言えます。しかし、もし自分の長所がうまく言えなかったとしても、気にしないでください。その場で誰よりも楽しそうにしていることが一番のアピールにもなりますよ」(同)
自分の長所が分からないときは人に聞き、自分の長所を伝えにくいときは、人の言葉を借りて伝えてみるといいのですね。そして、大事なのはなんといっても笑顔。自分をPRするのが苦手という方は、ぜひ、試してみてはどうでしょうか?
(鳴沢ことみ/コンセプト21)初出 2013/12/3
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