ヒトメボ

男女コミュニケーションアドバイザー

植田愛美

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 近年、婚活サイトを利用する女性が増えていますが、なかには男性からのアプローチがなく、苦労している方も多いようです。「勝負の分かれ道は、プロフィールの書き方にあります」と語るのは、男女コミュニケーションアドバイザーの植田愛美さん。プロフィールページという限られたスペースで、どのように自分の魅力を伝えたらいいのでしょうか。

「他人のプロフィールを見るとき、人は自分との共通点と垣間見えるパーソナリティに注目するもの。自己紹介はこの2つのポイントをカバーしつつ、イメージを掻き立て連絡を取ってみたいと思わせられるかどうかが素敵な方と出逢えるかどうかの分かれ道になります。多くの婚活サイトのプロフィール欄は選択式と自由記述式の項目からなっていますが、これらの項目を上手に活用して男性があなたを見つける橋渡しをしてくれるような回答を意識することが重要です」(同)

「選択式の項目」で差がつくポイント

「あらかじめ質問内容が決まっている選択式の項目では、どのような回答をしても他の女性に大きな差をつけることはできません。一方で、極端な回答だと候補の男性が減り、逆に差をつけられてしまうことにも繋がってしまうため注意が必要です。ポイントを押さえた答え方を紹介します」(同)

【飲酒頻度】

「自分では『めったに飲まない』、または『頻繁に飲んでいる』と思っていても、その感覚には個人差がありますよね。まったく飲ま(め)なかったり、あるいは毎日浴びるほどお酒を飲むことが自分の魅力だと思ったりしていなければ、『ときどき飲む』としておくのが無難です。お酒はコミュニケーションのツールの一つ。飲酒頻度が近ければ、お酒をたしなむ男性に『この人とは時間を共有しやすい!』と思ってもらいやすいですよ」(同)

【休日】

「一般的な企業では土日休みのが多いですが、生活パターンが合うほうがデートしやすいと思うもの。特に休日は決まっていないけど土日に休めないわけじゃないなら、ひとまず『土日休み』を選択しておけばよいでしょう。いまどきは一般的な企業の方でも事情があれば土日に出勤となることも多いですが、それをいちいち断って書いたりはしません。選択肢のほかに備考欄があるときは、『不定期』を選択そたうえで『繁忙期以外は出勤日を調整できます』など補足しておくのもよいでしょう。どちらとも言えるときに、不利になりそうな情報だけを相手に見せてしまうのはもったいないですよね」(同)

【職業】

「この項目では名刺の肩書きや会社との契約内容よりも、実際の仕事内容を伝えたほうが異性にはあなたの『顔』が見えます。たとえば、肩書きが『事務』でも、ふだん社長のスケジュール管理、打ち合わせや会合のセッティングなどの業務をおこなっているのであれば、『秘書』を選ぶのもよいでしょう。『サポートすることが得意そう』『細かな気遣いができそう』など、あなたに対してよりハッキリした具体的なイメージが膨らみます。こちらも備考欄があるのなら、名刺の肩書きを選んだうえで、備考欄で細かな仕事内容を補足するのでも構いません」(同)

【趣味・休日の過ごし方】

「趣味や休日の過ごし方がバッチリ決まっているなら別ですが、色々なことに興味があるなら、ここではあなたの女性的な魅力を伝えると共に、誘いやすい・共通の時間を過ごしやすいと思わせる要素のあるものを選びましょう。たとえば『料理』→女性的!、『食べ歩き』『映画鑑賞』→誘ってみようかな! という気持ちになるものです」(同)

自由記述欄で差がつくポイント

「自由記述欄は、特にあなたの『人となり』を見せるチャンスです。性格、サイトへの登録理由、相手に望むこと、将来像などをピックアップして書くと良いでしょう。それぞれ押さえるべきポイントを紹介します」(同)

【性格】

回答例:周囲からは『いつも笑顔だよね』と言われます、すぐに仲良くなり人の話を聞くことが好きです。

「最初にとっつきやすい印象を与えることが大切ですが、いくらアピールポイントを書いてもそれが主観だと思われれば意味がありません。『他人からは○○と言われる』などの客観的な評価を入れることで説得力が増します」(同)

【登録理由】

回答例:女性ばかりの職場で出逢いがないので登録しました。

「プロフィール欄に魅力を感じれば感じるほど、『どうしてこんなに素敵な人に出逢いがないのか?』と疑問に思うものです。『本当は性格的に問題があるのでは…』などの不安をさりげなく解消してあげましょう」(同)

【相手に望むこと】

回答例:優しくて、ときには引っ張っていってくれる人に魅力を感じます。趣味などのお話が合う方だと嬉しいです。

「ここは対象を絞るために記述するのではなく、『お! 俺のことを気に入ってもらえるかも』と思ってもらうために記入してください。『自分には資格がある』と自身をもってアプローチできる男性は多くありません。そんな男性のために、心理的ハードルを下げるのです。例にある、『優しい』と『引っ張ってくれる』のどちらかにはほとんどの男性が該当しますし、『お話が合う方』なども、男性がより前向きにアプローチしていけます」(同)

【将来像】

回答例:子どもに囲まれた笑顔の絶えない家庭を築きたいです。

「結婚そのものに焦っている雰囲気を醸し出すことはNGです。『ゆくゆくは子どもに囲まれ、幸せな家庭を~』など、遠い未来を描いた内容にすることで、焦っている印象をなくしつつも結婚への意識が高いことを伝えられますよ」(同)

 いかがだったでしょうか?相手の立場に立った自己紹介から、婚活サイトの恋愛はスタートします。今回ご紹介したのはあくまでも例ですが、共通点やパーソナリティを見出せる、お相手とあなたの橋渡しとなるプロフィールページになっているか、見直してみてくださいね。

(香川とも/コンセプト21)
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ライター

香川とも

コンセプト21

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